☕ ハゼドキ 読みもの一覧

自分でやってみる(中級)

コーヒーのブレンドの作り方
味で組み立てる、配合の基本

読む目安 5分 ・ ブレンド

ブレンドは「余った豆を混ぜるもの」ではありません。単品では届かない味を、狙って作るための設計です。華やかさ・コク・後味——ひとつの豆で全部そろうことは少ない。だから組み合わせる。コツさえ分かれば、あなたの「定番の一杯」を自分で作れるようになります。

ベース+アクセントで、狙った味を組み立てる

なぜブレンドするのか

理由は大きく2つ。ひとつは味を組み立てるため。土台にコクのある豆を置き、そこへ華やかな豆を少し足すと、単品では出せない立体感が生まれます。もうひとつは味を安定させるため。単一の豆は入荷や季節で味が揺れますが、複数を組み合わせておくと、多少の変化を吸収して「いつもの味」を保ちやすくなります。

ベースとアクセントで考える

難しく考えず、豆に役割を割り振るのがコツです。全部を主役にしようとすると、ぼやけて誰も主役でない一杯になります。

2つの役割

→ どの豆がどんな味か迷ったら コーヒー豆の選び方 をどうぞ。

比率は「7 : 3」から始める

最初の一歩はベース7・アクセント3。これで大きく外しません。物足りなければアクセントを増やし、主張が強すぎれば減らす。比率は10%きざみで動かすと、味の変化が分かりやすいです。

役割比率味の狙い
ブラジルベース70%ナッツの甘香ばしさとコクで土台をつくる
エチオピアアクセント30%華やかな酸と香りで、一杯の印象を明るくする

この配合なら、飲みやすさは保ちつつ、ひと口目に華やかさが来る一杯になります。アクセントを20%に下げれば落ち着いた印象、40%に上げれば個性の強い一杯へ。狙いに合わせて動かしましょう。

味を確かめる:飲んで、記録して、直す

ブレンドは一発で決まりません。大事なのはまず単品で、それぞれの豆の味を知っておくこと。土台になる豆・華やかな豆の「素の味」が分かっていれば、混ぜたときの結果を予想できます。そのうえで配合して飲み、感じた味を記録して、比率を少し動かす——これをくり返せば、狙いに近づきます。

「できあがりの味」を六角形で予想する

毎回ぜんぶ淹れて確かめるのは大変です。そこで役立つのが味の六角形(フレーバーチャート)。それぞれの豆の味を6軸(酸味・香り・甘味・後味・コク・苦味)で記録しておけば、比率で混ぜたときのおおよその味を、淹れる前に見当づけできます。ベースの安定と、アクセントの華やかさが、配合でどう釣り合うか。数字と形で見えると、次の一手が決めやすくなります。

ブレンドは、味の足し算です。土台を決め、個性を少し足し、飲んで、直す。この順番さえ守れば、あなただけの定番の一杯は必ず作れます。

配合を入れれば、味が六角形で見える。

ハゼドキのブレンド機能なら、記録した豆どうしを比率で配合するだけ。各豆の味(6軸)を比率で加重平均して、ブレンドの予想フレーバーを六角形で表示します。特徴を表す言葉も自動で提案。気に入った配合はレシピとして保存できます。無料のコーヒー記録アプリ。

ハゼドキを開く →

まとめ

ブレンドはベース7割+アクセント3割から。ベース(飲みやすい豆)で土台を作り、アクセント(華やかな豆)を少量で個性を足します。比率は10%きざみで動かし、まず単品で味を知り、配合して飲み、記録して直す。余り豆の寄せ集めにせず、2〜3種で。味の六角形を使えば、できあがりの味を淹れる前に予想できます。

ブレンドづくりに役立つ道具(Amazon)
※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています。