自分でやってみる(中級)
自家焙煎の始め方
手網で挑戦する、はじめての焙煎
「自分で豆を焼く」と聞くと難しそうですが、手網(てあみ)があれば家のコンロで今日から始められます。焼きたての香りは格別。まずは少量から、失敗を恐れずやってみましょう。ここでは道具・手順・止めどきを、はじめての人向けにまとめました。
用意するもの
最初にそろえたい道具
- 生豆(なままめ)…まずは200gほど。安価なブラジルなどが練習向き。
- 手網…焙煎用の網。無ければフタつきのザルでも代用可。
- 軍手…熱くなるので必須。厚手のものを。
- うちわ or ザル…焼き上がりを急いで冷ますため。
- ガスコンロ…火加減を調整できるもの。換気を忘れずに。
※ 煙が出ます。必ず換気扇を回す・窓を開けるなど換気をしてください。
焙煎の手順
- 生豆を入れる。手網に生豆を入れ、フタをしっかり閉じる。1回で焼くのは150〜200g程度まで。
- 中火で振り続ける。コンロから10cmほど離し、豆が偏らないよう絶えず振る。最初は水分が抜け、豆が黄色っぽくなっていく。
- 1ハゼを待つ。数分すると「パチッ、パチッ」と弾ける音が。これが1ハゼ。ここから焙煎度がぐんぐん進みます。
- 好みの焙煎度で止める。1ハゼの後、しばらくすると「チリチリ」という2ハゼが始まる。狙いの深さ(下の表)で火から下ろす。
- すぐに急冷する。ザルに移してうちわで一気に冷ます。余熱で焙煎が進みすぎるのを止めるため、ここは手早く。
- 薄皮を飛ばす。チャフ(薄皮)が出るので、ベランダなどで飛ばす。冷めたら密閉容器へ。
焙煎度の「止めどき」早見表
| 止めるタイミング | 焙煎度 | 味の傾向 |
|---|---|---|
| 1ハゼの直後 | 中煎り | 酸味と甘みのバランス。飲みやすい。 |
| 1ハゼ終わり〜2ハゼ前 | 中深煎り | 香ばしさとコクが出てくる。 |
| 2ハゼが始まった頃 | 深煎り | しっかりした苦味とコク、甘い余韻。 |
→ 焙煎度と味の関係は 浅煎り・中煎り・深煎りの違い でくわしく。
うまく焼くための3つのコツ
- とにかく振り続ける。手を止めると焦げ・むらの原因に。均一に動かすのが美味しさの近道。
- 少量から始める。量が多いと火の通りにムラが出ます。最初は少なめで感覚をつかむ。
- 毎回、数字を記録する。豆の量・火加減・1ハゼ/2ハゼの時間・合計時間。これが次の再現につながります。
焙煎は「記録」で上達する。
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まとめ
自家焙煎は、手網・生豆・軍手があれば今日から始められます。中火で振り続け、1ハゼ・2ハゼを聞き分けて、好みの深さで急冷。最初はうまくいかなくて当たり前です。毎回の数字を残していけば、必ず自分好みの一杯に近づいていきます。
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